【ぶどう自家栽培】2年で収穫できる品種とオススメ品種
こんにちは、農家の都です。
このブログではシャインマスカットの自家栽培の記事が人気ですが、その記事で書いたとおり、シャインマスカットは栽培が難しい上に収穫まで3年を要する品種です。
確かにシャインマスカットは素晴らしく美味しい品種だけど、収穫までそんなに待てないよという方もいると思います。
ということでシャインマスカットより簡単に栽培できて、尚且つ早く収穫できる品種をブドウ栽培歴1年目(短っ!)の私が紹介したいと思います。
保障は出来ませんのであしからず。
黒系品種
黒系はシャインマスカットが出る以前最も人気の品種でした。
栽培面積で言えば今も1番栽培されている最もポピュラーなぶどうです。
小粒
小粒は色系統が関係なく実が付きやすいです。
ホームセンターなどの苗木販売所では、上に挙げた品種が多く並んでいるのは育てやすく成り易いからでしょう。
植え付け1年目から実が付くこともありますが、木を大きく育てるために摘果してしまうのがいいでしょう。
小粒ですがジベレリン処理をしないと種が残ります。
大粒
黒系は種類が多いことから挙げた品種以外にも2年で収穫可能な品種が沢山あると思います。
私が育てている藤稔は、1年目後半の主枝が大きくなってきた頃花芽が出てきたので2年で成ります。
▼巨峰に関しては資料があるので良ければ見てみて下さいね。
設置が簡易なスリット型コンテナを利用したブドウ根域制限栽培法
黒系オススメ品種
- 黒のタンゴ
- マスカット・ノワール
どちらも皮ごと食べられる品種です。
黒のタンゴは2年での収穫も望みがあります。
マスカット・ノワールはシャインマスカットのから作出されたエリート品種ですが、シャイン同様収穫までは3年かかる可能性が大きいです。
これから台頭していく黒系品種としては、この辺なのかなと思います。
緑系品種
小粒
- ナイアガラ
- ヒムロッド・シードレス
ナイアガラは苗木販売も多く手に入れやすい品種のひとつです。
ヒムロッド・シードレスは実も苗木もあまり出回っていませんが、皮ごと食べられる上にジベレリン処理なしで種なしになるので自家栽培ならヒムロッド・シードレスをオススメします。
大粒
緑系は元々作るのが難しいといわれています。
全くデータが無いので、2年で収穫出来るか分かりませんが、巨峰から作出された白峰という品種なら可能性があるのではないでしょか。
緑系オススメ品種
- マスカ・サーティーン
皮ごと食べられて大粒で味もいいということで、シャインマスカットの上位互換と言われている品種です。
シャインマスカットはすでに市場に出回っているということで流行の先取りにオススメです。
赤系品種
小粒
言わずと知れた品種です。
デラウェアは栽培経験がありますが適当に栽培していても2年目で小さいのを3房収穫することが出来ました。
苗木は近くのホームセンターでも手に入れることが出来ますが、専門の苗木屋では選抜
されたクオリティの高い苗木が手に入ります。
大粒
赤系大粒では、安芸クイーンやゴルビー、栽培面積が増えているクイーンニーナなどが有名ですが、データが無いので2年での収穫は難しいと思います。
サマークイーンは、藤稔同様1年目で花芽を付けているので期待できます。
まとめ
ぶどうは樹齢が上がるほど実が大きくなったり、色がつきやすくなる植物です。
早く収穫出来るのはうれしいことですが、長い目で育ててくださいね。