現代農業7月号がすごかった!茎ブロッコリーを7年採り続ける方法とは?
どうもこんにちは、農家の都です。
今回は、農家は良く知っているであろう、現代農業(雑誌)についてのお話です。
現代農業とは?
現代農業という雑誌は、その雑誌名の通り現代の農業の専門誌であります。
農協に所属している農家は定期購読を薦められるので、農家の間だけで有名な雑誌と言っていいかもしれません。
私の知り合いの稲作農家さんは、この雑誌を読んで稲作を覚えたと言っているくらい農家にとっては有難い技術的雑誌です。
実際私も農業の勉強は現代農業でしたといっても過言ではありません。
現代農業は農業全体をカバーする雑誌なので、野菜から花、酪農まで自分に関係ない記事も沢山載っています。
正直、毎年同じようなことが書いてあるので定期購読するほどではありません。
それでも定期購読しているのには理由があって、たまにアッと驚くような画期的名栽培方法に出会えるからです。
農家の間で流行したジャガ芽挿し栽培もその1つです。
茎ブロッコリーを7年も採り続ける農家がいた!
ブロッコリーを7年!?
とタイトルでまず驚いてしまうようなびっくり栽培法が7月号で紹介されていました。
なんでも、1度まいた種から7年もの間収穫し続けたそうです。
日本で栽培されている野菜の多くは一年草といい、一年で発芽~種子を残して枯死します。
ゆえに、農業では、収穫する作業と同じくらい作付けに手間と時間が費やされています。
しかし、この方の栽培する茎ブロッコリーは違ったようです。
これが自分の土地に適した栽培方法であれば、農作業の手間をグンっと減らせますし、家庭菜園でも種やマルチの費用を浮かせることができるでしょう。
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茎ブロッコリーを7年採り続ける方法とは?
雑誌の記事をまるまる書いてしまうと著作権的にダメだと思うので、ポイントを要約します。
雑誌で紹介されていた栽培方法の個人的に大切だなと思ったポイントは3つです。
- 土作り
- 栽培管理
- 株の更新
土作り
土作りは農業の要です。ふかふかの土を維持するために堆肥を毎年入れるのが普通です。
しかし、茎ブロッコリーは他の場所に動かせないので1年目から7年持つ土作りを行う必要があります。
露地栽培であれば雨で土がどんどん固くしまっていきます。
その対処法が書かれています。
栽培管理
キャベツやブロッコリーを栽培したことがある人は経験から分かるとおり、1度収穫した後も、脇芽が出てきます。
その脇芽を使って2度収穫する人もいると聞きますが、一度目に収穫したものより大きいものが収穫できるのは稀です。
この現象をどうにかしなければ長く栽培できても意味がありません。
土作り以上に大切な作業が栽培管理です。
株の更新
ブロッコリーは収穫後に軸が古くなって、中央が溶けてから残った部分が木質化します。
長く栽培するために株の更新を行う必要があります。
▼詳しくは、現代農業7月号に書かれています。
- 現代農業 2018年 07 月号 [雑誌]出版社/メーカー: 農山漁村文化協会
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まとめ
この栽培方法が編み出されてから7年、この雑誌に掲載されるまで知る由もありませんでした。
どのように編み出されたのか気になるところではありますが、我が農園でも収穫後抜いて投げていたブロッコリーが枯れずに春に芽を出して花までつけておりました。
乾燥に強い根っこの強さと寒さに強い特性があるから出来ることだと思います。
連作障害や農薬の使用限度についは書かれていなかったので少し気になるところではありますが。。。