農と生きる

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【夏まき秋どり】トウモロコシの抑制栽培法

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こんにちは、農家の都です。

今回は家庭菜園にも、営利農業にもオススメしたい、とうもろこしの抑制栽培法についてです。

 

抑制栽培ってなんなの?という方がいるかもしれません。抑制とは農業用語で、通常春から栽培するものを夏から秋冬にかけて栽培する方法だと思ってもらうとわかりやすいと思います。

真夏に種をまくので発芽条件はあまり良いとはいえませんし、秋は台風の被害に合うことも珍しくなく、栽培条件は良くないです。

それでも何故抑制栽培をするのか、というと秋の気温が低くなる頃に実が出来るので熟成期間が長く、美味しいものが出来るからです。

また営利農業では、作る人が少なく値段が高く推移しがちです。

特に直売所では出す人が全くいなかったりと、売るには絶好のチャンスです。

 

トウモロコシの抑制栽培法

 

トウモロコシの抑制栽培は、他の品目の抑制栽培より圧倒的に難しいので気合をいれて栽培に挑む必要があります。

実際私も去年、半反(5a)ほど畑を借りて栽培しましたが、2度の台風で全滅しています。

 

トウモロコシは1度倒れると起き上がらないと思っていた方がよいです。

実が成り出したら特に注意が必要です。

 

トウモロコシの抑制栽培では、台風でいかに倒れないように栽培するかが鍵となります。

 

品種選び

品種は抑制栽培に適応している品種を選びましょう。

種まき期間が7~8月と表示されているのが抑制栽培に向いた品種です。

栽培時期の特性で実が小さくなり易いので、なるべく大きい実のつくものを選びましょう。

▼おすすめ品種

おおもの

糖度が20度重さが500gにもなる優良品種です。

しかし背丈が大きくなるので台風の影響は受けやすいです。

とうもろこしおおもの 約200粒(60ml)ナント種苗


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 ミルキースイーツ88

糖度はおおものに劣るものの、強い根っこを持ち風に強く栽培の容易さが魅力の品種です。

【トキタ種苗】ミルキースイーツ88ST 200粒


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また、ゴールドラッシュ88やミルフィーユなども倒れにくいと評判の品種です。

 台風対策

台風対策は植え付け時から始めます。

ポイントは3つです。

  1. 根っこを深く張らせる
  2. 雄穂を落とす
  3. 支えを立てる

1.根っこを深く張らせる

根っこを深く張らせることで倒れにくいトウモロコシにします。

根っこを深く張らせるには穴底植えと、土寄せがあります。

両方でも、どちらか片方でも行っておくと良いと思います。

穴底植え

 

穴底植えは、名前の通り穴の底に苗を落として植えつける方法です。

やり方は簡単で、植えつける場所に苗が入る穴を棒や塩ビ管などであけます。深さは10cmくらいで苗の先が少し出るくらいが良いでしょう。

穴に苗を落としたら、籾殻をいれて穴が土で埋まらないようにします。

大きくなると籾殻に接している部分からも根っこが出ます。

 

 土寄せ

土寄せはトウモロコシの根元に直接行うのも良いですが、お勧めは凹のような形にすることです。

風であおられたトウモロコシが、根元で折れるのを防いでくれます。

 

2.雄穂を落とす

虫害対策に雄穂を落とすことがありますがこれは台風対策でも有用です。

雄穂を落とすことで高さを下げ風のあおりを受けにくくする狙いがあります。

勇気がある人は、上から2葉まで落としても問題ないと聞いたことがあるのでやってみてください。

トウモロコシは大きい葉があれば実が成長するようです。

 

3.支えを立てる

最終的に台風や強風が来ると分かったら支えを立てるほかにありません。

何箇所かに支柱を立ててテープやマイカ線を実の下に1本、実の上に1本通すのがよいでしょう。

またついでにカラスよけに黒い糸を張っておくと一石二鳥ですよ。

ハナオカ鳥よけ黒糸 黒テグス 防鳥ナイロンテグス黒 スリム 1000m×1巻


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 まとめ

 

 難しく、手間のトウモロコシ栽培ですが、収穫できたトウモロコシはどの時期のものより美味しいはずです。

ぜひチャレンジしてみてくださいね。