農と生きる

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【農家直伝】きゅうりの栽培管理と仕立て方法

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こんにちは、農家の都です。

我が農園では、きゅうりを軸に多品目栽培を行っています。

何故きゅうりを軸に栽培しているかというと、栽培が容易なことが挙げられます。

市場出荷では、接木栽培で棚持ちの良いきゅうりであること、形の揃ったきゅうりであることが絶対条件ですが、直売出荷では消費者に届くまで時間がかからない為、接木の必要がなく、市場で出荷できない規格のものまでも売ることが出来ます。

 

そんな直売農家の大黒柱であるきゅうりの栽培管理と仕立てについて書いていきたいと思います。

栽培管理

 

誘引
本葉4、5枚頃、まきづるが発生する前に誘引しましょう。
誘引が遅れてつるが這うと成長が遅くなります。 

主枝の摘心
主枝は誘引線で(16~18節)で摘心します。

 

摘葉
主枝の下から5節までの側枝、雌花は早めに摘除しましょう。

光線が株元に当たるように適宜摘葉し、一度に2枚以上の摘葉はしないようにしましょう。
 

主枝1本仕立て

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主枝1本仕立てとは、主枝1本を誘引線まで伸ばし側枝を2節で摘心する仕立て方法です。

家庭菜園では1番ポピュラーな栽培方法ですが専業農家ではあまり使われていません。

 

私は半促成栽培でこの仕立て法を使っています。(半促成とは早春~初夏までの栽培のことを言います。)

この栽培時期の特徴として、寒い時期から暖かい時期に向かっていくため、早く出荷できれば出来るほど高く売れます。

この為、私は株間を通常より狭くした上、二条千鳥で栽培しています。

ある程度値段が下がってきたら、間引いて株間を広くして栽培を続けるか、栽培を終わりにしています。

 

側枝4本仕立て

 

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主枝から出た側枝を4本利用した栽培方法です。

後の誘引を考えて1条で株間を広く取り栽培します。

誘引しない側枝や側枝から出たツルは1節で摘心し込み合わないようにします。

摘葉作業の省力化に有効な仕立て方法であること、果実が通路面に同位置に着果することから専業農家向けの仕立て方といわれています。

▼資料

https://www.pref.kumamoto.jp/common/UploadFileOutput.ashx?c_id=3&id=991&sub_id=1&flid=1&dan_id=1

 

私は抑制栽培でこの仕立て方を使っています。(抑制栽培とは夏~秋までの栽培のことをいいます。)

この栽培時期の特徴としては、暑いので成長が早く、作業が一点集中しやすいことが挙げられます。

ハウス内は人間が入れないくらいの暑さになってしまうので作業を後にズラせるこの仕立て方法が有効かなと思います。

 

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効果はあまり実感できません(オイ)が、シルバーマルチしかりシルバーは虫除け効果があると言われています。

きゅうりは農薬使用量が多い野菜なので、減農薬、無農薬栽培には有効だと思います。

 

まとめ

今回仕立て方法を2つ挙げましたが、他にもいろんな仕立て方法があります。

家庭菜園ならもっと自由に仕立てていいと思いますし、営農なら効率が良い仕立て方がいいということもあるでしょう。

きゅうりの性質として主枝になるきゅうりはずんぐりした形が多く、側枝に成るものの方が長くかっこいいきゅうりの場合が多いです。

主枝を早めに摘心して側枝を出すなんてことをしてみても面白いかもしれませんね。