【土中緑化・断根摘心】枝豆の収穫量を上げる裏技【MAX142莢】
こんにちは、農家の都です。
先日、夏まき秋収穫の枝豆の栽培方法の記事を書きましたが、家庭菜園ならではの手間をかけた収穫量を上げる裏技があるので紹介します。
▼まだ間に合う!夏まき枝豆の栽培方法はこちら
収穫量を上げる裏技
収穫量を上げる裏技は全部で2つです。
種まきから植え付けまでに行うひと手間で収穫量がグッと増えます。
- 土中緑化
- 断根&摘心
どのくらい増収するのか
なにもしないで栽培した場合の収穫量は分かりませんが、 断根のみ行った場合70莢、土中緑化&断根を行った場合90莢、土中緑化&断根&摘心で142莢にもなるという実験結果もあります。
断根のみと、土中緑化断根摘心だけでも2倍の収穫量になります。
1.土中緑化
培土に種をまき覆土し、根の出たころ覆土をとり丸1日太陽光に当てる方法を土中緑化といいます。
日光に当てることで種子が緑化し、根っこが増えることで増収につながるといわれています。
また、病気に強くなるといった特徴もあります。
水に浸けて芽だししてから種を播く場合でも、1日太陽光に当ててから播くと良いと思います。
乾燥には充分注意しましょう。
2.断根&摘心
一般的な枝豆栽培でも、本葉5枚頃摘心を行うことが多いと思います。
この摘心も増収に効果がありますが、ここでは育苗期間中に摘心を行います。
種まき後、子葉が出て初生葉が若干伸びてきたころ、根を切り(断根)と初生葉を切り(摘心)、土に挿します。
根っこを切っても枯れたりしないの?と思うかもしれませんが、枝豆は意外と強いので大丈夫です。
しばらくすると根っこがつき、子葉の間から2本の脇芽が出てきます。
断根した影響か、本来なら肥料分をあまり必要としない枝豆が、肥料分を必要とする枝豆に変わります。
この場合肥料分を増やすことで増収にもつながります。