30坪の畑で月7万稼ぐin春
30坪=1a(2m×50m)の畑で7万稼ぐには。
農業の都合上、ワンシーズン(3ヵ月)に1度7万が入ってくると言った方がいいかもしれません。
今回は関東から露地春ver.でお送りします。
葉物で稼ぐ
春の葉物ならば、栽培が難しくないキャベツやブロッコリーをおオススメします。
ほうれん草等の軟弱葉物は3月からお値段が比較的低く推移するので春は避けます。
キャベツやブロッコリーはこれから出でくるぞ!という時期なので、出荷者が多くなる6月までに収穫を終えるのが理想的です。
簡単なのは黒マルチと不織布で保温して栽培する方法です。
もう少し手間をかけるなら黒マルチと不織布に加え、トンネル被覆して早出しする方法がありますが、価格が高くなる分費用もかかると思います。
春ブロッコリーおすすめ品種▼
ピクセルは早生タイプで早く出荷したいこの時期に一番向いた品種です。
私は今年2000粒の大袋を購入して栽培しました。
春キャベツのおすすめ品種▼
キャベツの品種の中でも食味がよく作りやすいたけのこキャベツです。
小さめの品種なので株間は狭くして、はじけてしまう前に収穫しましょう。
ゆるく巻くタイプの春キャベツは経験上病気が入りやすいので、固めの葉っぱの品種を選ぶと作りやすいです。
豆類で稼ぐ
5月の豆類はサヤインゲンが主で、他の豆類の出荷が少ない時期です。
中でもオススメはツルなしインゲンです。
3月中旬にトンネルに播種して5月から収穫出来るようになります。
作る人が少ないのか出せば売れますが、旬の時期になると全く売れなくなるので一斉に収穫してさっさと辞めてしまえるツルなしを選ぶのが◎。
つるなしインゲンのオススメ品種▼
つるなしインゲンの中でも、調理に手間のかからないスジ無しを選ぶと販売する時のアピールポイントになります。
夏野菜で稼ぐ
夏野菜は普通春の早い時期(ほぼ冬)に播種して保温しながら苗作りに1ヶ月半~を費やします。そうすることで価格の高い時期から売り始める事が出来ますが、プロでないと難しいので売り始めは安くなりますが接木苗を購入して秋までコンスタントに収穫して出荷するのが◎。
トマトやキュウリはプロが品質のいいものを大量に出荷していることが多く、固定客もついている為素人の参入が難しいと思われます。なので作るなら露地でも栽培が難しくないナスやピーマン、収量性の高い唐辛子やししとうを選ぶのがベストだと思います。
購入苗ならいくつか珍しいイタリア系のものを作ってみても直売所で映えるかもしれません。
夏野菜のオススメ品種▼
同じ品種でもせっかくなら人と違うものを作って直売所で目立ちましょう。
ナスのオススメは庄屋大長。
直売所では売れる水ナスを作っている人が圧倒的に多いので、見た目のインパクト、そして油に合う性質を生かして販売するのがいいでしょう。
ピーマンのオススメは、こどもピーマン。
ピーマンは他の夏野菜に比べて差がつけにくいのですが、こどもピーマンなら苦くないをアピールポイントに子供のいる家庭向けに販売してみてもいいかもしれません。
夏野菜の中でも変わった品目で差をつけたいなら、甘とう美人が収量性が高くてオススメです。食べ方が分からなくて買わない商品の一角ですが、食べ方が広まればそれなりに売れること間違いなしです。
しかし近年ピーマン、唐辛子類のアブラムシの防除が難しくなっているので注意して栽培する必要があります。
まとめ
自分の経験を元に書いてみました。
農業って何を作りたいか、より何を作ってどうやって売るのか、の方が圧倒的に大事なのだと最近思います。
でも、たまには好きなものも作らないと楽しくないし、出来れば自分の好きな野菜を周りにも広めたかったりしますよね。販売努力をすれば、自分の作りたいものが売れる商品に変わっていくはずです。
▼ こんなものも作ってみたりしていますので、ご利用ください。
▼夏向け野菜も書きましたのでぜひ。